Wednesday 16 February 2011

私たちの進んでいる道は本当に正しいのか?



YPKやYISでの英語イマージョン教育を説明する時も、また算数パズルや学力育成クラスについて説明する時も、「成果が目に見えて出てくるまで少し時間がかかります」と、私たちはこれまでずっと言ってきました。

子どもによっては、何年か先のことになるかもしれません、と。

私たちが行っているのは、子どもたちの"楽しい"と思う気持ちや集中力、粘り強さ、論理的思考力の育成であり、反復練習や知識などの詰め込みではありません。

論理的で創造的な力が必要とされるこれからの時代において、私たちは集中力や粘り強さ、論理的思考力が最も重要であると信じており、この時間のかかる方法を敢えてとってきているのです。

そうは言っても、ワイズが誕生して約6年間、これまで私たちは特に何の成果(ここでいう成果とは「○○試験合格」といった形でのみ判断するもの)もあげずにきました。

その意味では、「子どもたちは確実に力をつけてきています」と保護者の方に言っても、まったく説得力に欠けるものだったかもしれません。

正直に言えば、私たちがやっていることに十分自信があるとはいえ、成果が見えるまでは私たちも不安だらけなのです。

私たちが進んでいる方向は本当に正しいのだろうか?
子どもたちは楽しく学べているのだろうか?などなど。

しかし、今年度はこれまでと違う形で「子どもたちの成長」を実感することができました。つまり、目に見える形で「成果」が出始めたのです。

おそらく、ワイズで学んできた子どもたちが心身ともに成長し、成果を出すのに十分な年齢になってきたからではないかと思われます。(以下の話は主に小学生の話です)

具体的には以下の2つが今年度の「目に見える成果」です。
① 5才~小学6年生までの多くの子どもたちが、それぞれ各級において英語検定試験に合格したこと。
② 算数パズルを楽しみ、ワイズの教具や教材で学んできた小学生が、函館ラ・サール中学校に合格したこと。(彼はどこの進学塾にも通っていませんでした。)

これらの成果をあげたのは、生徒たち自身であり、スクールではありません。

私たちはこれらの成果を聞いて大変嬉しく思うと同時に、私たちがこれまで進んできた道はやはり間違っていなかった、と"ほっ"としているだけです。

私たちは今後も子どもたちのたくましい成長を応援していきたい(強く育んでいきたい)、と改めて感じております。

※やるべきこと(何をやるかは大切ですが)をしっかりやっていれば、必ず成果は出てくるものだと思います。(YPKの年齢で「成果」を気にし過ぎるのは早急でしょう。)何より大切なのは、子どもたち自身が「自分がやっているんだ!」「自分はやれるんだ!」と強く思い続けることだと思います。大人の役割は、子どもたちがそう思えるような環境を準備すること(するだけ)ではないでしょうか。「やらされている」と、いつか疲れてしまい、嫌になってやる気も粘り強さもなくなってしまうでしょうから。
 

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